休日の昨日はブドウ狩りに行ってきました。ここは我家からクルマで30分ほどの由仁町にある千田ぶどう園さん。毎年お世話になっています。
北海道に移住するまで知らなかったのですが、実は北海道、フルーツ生産はすごいのです。寒い地方なのでフルーツなど採れないと思い込んでいましたがとんでもありません。リンゴ、さくらんぼ、桃、スモモ、ブルーベリー、葡萄、梨などなど、南国系やミカン系フルーツ以外は殆ど採れるのではないかというほどです。
しかしその消費は殆ど道内に留まっているようです。今ではお米も大量に採れますから、食料自給率200%の北海道とあって、殆ど困ることはないと言っていいでしょう。実は北海道は可能性のかたまりです。しかし人々は旅行では来られますが住むとなると寒いからと躊躇してしまう人が殆ど。ですから札幌圏だけに人口が集中してしまい、それ以外の場所はガランガラン。野生動物の方が多いでしょう。旭川や函館でさえ、人口は非常に少ないのです。
何故毎年足しげく通うかというと、希少な無農薬栽培の農園さんだから。こちらのご主人、元々建築家さんだったかな。やはりこうした無農薬栽培などにチャレンジされる方は皆さんインテリです。非常に勉強家。農家さんは殆どそうですね。色んな思いがあって長年苦労されこうして無農薬栽培に成功されてらっしゃいます。
毎年こうして伺った際に、我家のプルーンの木の栽培の相談に乗って頂いたりして、勉強させて頂いています。
「農産物は顔の見える農家さんから」と、誰からともなく教わったことが頭から離れません。本当にそうなのですよね。
さて、今年の我家のプルーン、実は鈴なりです。しかし熟したものを割ってみると大半が虫食いで食べられません。ですので一旦若いものを試験的に収穫し、追熟してみようと思っています。
さて今日はたまたま某講義で話題に上がった内容が農産物の農薬問題。これはもうグローバルスタンダード。本当に問題なのですよね。健康を意識して農産物を食べれば食べるほど…。
ですからやはり自家栽培が一番です。手を拡めることで人出が不足して薬の力に頼りたくなります。自分で栽培したものなら、多少虫食いでも食べられます。
確かに栽培に難しいこうした果物などもありますが、案外簡易に栽培できるものもあります。
ですが、実際に事を興した者だけが語れるので、世の中全体が他力本願でない時代になることが一番なのかもしれません。